耳コピ ジェフ・ベック「哀しみの恋人たち」弾き方のポイント

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寿です。

昨年の10月に指を痛めてしまい、3ヶ月以上ギターが弾けない状態です。
正確にいうと、11月くらいに無理して弾いてしまい悪化
このままでは取り返しのつかない状況になりかねないので、泣く泣く弾くのをやめて安静にしています。

復帰してから、再度この曲にチャレンジしようかと思い、昨年、耳コピーした時のメモを備忘録としてアップしました。

2014年の来日ライブでベックに感動

2014年この曲を録った年ですが、憧れの「ジェフ・ベック」のライブを東京と横浜の2回観ることができました。

「ジェフ・ベック」は高校時代にギターを弾き始めたきっかけのギタリストであり、1980年に来日した時、初めて観た外タレでした。

しかも、2014のジェフ・ベックのライブでラッキーなことが2つ
東京のライブは、あのプロギタリスト是方博邦さんとご一緒できたこと。
そして、横浜のライブでジェフの直筆のサインをいただけたこと。

そして、34年の時を経て再びベックを観て感動
34年前(当然若い時もすごかったんですが)よりも音作り、表現力が進化している。

もう、34年ぶりに観たベックに夢中ですね!!

Guitar☆Man – ギター☆マン企画に応募

そんなさなか、 – Guitar☆Man – ギター☆マンというプロのギタリストが作るFaceBookの企画で、「ジェフ・ベック」のカバーの動画を募集していました。

これは、またとないチャンス??

 

PCを使った録音録画は初めてのこともあり、相当手こずりましたが、
(ギターの録音時間より最初のセッティングがわからず時間がかかってしまいました)
なんとか、完成1号としてアップさせていただきました。

今、聴きなおす、まだまだ、ギターのテクの甘さ
内容ともにボロボロで、もっとこうしとけば良かったなんて一杯あるのですが、なんとかその企画では一番多い1000件を越える「いいね」(≧∇≦)bを獲得でき、企画者のプロギタリスト大槻啓之さんからもコメントを頂けました。

「ジェフ・ベック」ニュアンスは耳コピ TABではダメ

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ジェフ・ベック奏法

などのTAB譜で、この代表曲「哀しみの恋人たち」は必ず掲載されているますね。しかし、泣きのギターの真髄といわれるこの曲のニュアンスは到底TAB譜では表現できません。自分の耳で音を拾わないといマスターすることはできません。

そういった意味でも耳コピーの練習曲としても最適かもしれません。
ちなみに、この企画のカラオケCDにはプロギタリスト大槻啓之さんの模範演奏とTAB譜が掲載されいますが、録音した、後で比較して、聞き取った音は同じでニュアンスもそれなりにだったんですが、自分が耳コピしたポジションとTABのポジションが大きく違っていて非常に面白かったです。

ですので、やはり自分で音を採ることによるニュアンスを出す訓練は絶対に必要かなと感じた次第です。

ジェフ・ベックの曲に限らず
ギターの練習をする場合、どうしても最初からTAB譜にたより気味ですが、最低限で音とポジションを確認するくらいにして耳を最大限に使ってギターのニュアンスをコピーするようにするといいと思います。
(本当は全くTABを見ないほうが一番イイ訓練にはなります)

「ジェフ・ベック」哀しみの恋人たち

では、その時に弾いたジェフ・ベック「哀しみの恋人たち」の動画がこちらです。

今、聞くと以下の点の改善が必要です。

リズム
スローテンポなのでやはり、難しいのですがリズムが一定に流れていない。フレーズとフレーズの間が取れていないので、部分部分でリズムの突っ込みが見られる。休符を意識する

ビブラート
原曲より、歪み気味に音を作ってしまいレスポールで弾いたこともあってパワーのバランスが悪くなった。強くビブラートをかけると音が歪みすぎるのでビブラートをあまりかけないようにしたのが表現的には裏目に出た。
次回はもう少しクリーンな音で音作りをして、リズムやグルーブにあったビブラートを心がけたい。

こちらが、原曲

それでは、ジェフ・ベック「哀しみの恋人たち」の原曲と耳コピを比較した備忘録メモです。

「哀しみの恋人たち」のイントロバイオリン奏法(ボリューム奏法)

この曲のイントロはバイオリン奏法(ボリューム奏法)と言われるボリュームを上げながら音を滑らかにつなぎまるでバイオリンのような感じを出す奏法が使われています。

ベックはストラトで弾いています(アルバムはテレキャスターだそうです)
レスポールで弾いたのでボリューム位置が離れていて大変でした。

よく聞くと最初の4小節はピッキングのニュアンスが全く聞こえません
(〜0:27 秒)ベックはボリュームをゼロでピッキングしボリュームを上げていっているようです。
録ったあとに聴き返して分かりましたが、後の4小節はバイオリン奏法(ボリューム奏法)ではなく普通にチョーキングしています。
(先入観に囚われ、これはコピりミスでした)

また、3小節目(0:17〜0:20)は1音半チョーキングから1音チョーキングを経て元にもどします。ここは微妙な音程コントロールのテクが必要ですので練習が必要です。

イントロ最後のE音はどう聞いてい見ても開放弦のニュアンスですので開放弦をつかってみました。

全体的にイントロのピッキングは軽く行い左手でニュアンスをつけているようです。

Aメロのテーマはボリュームが命

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ボリュームが最大のエフェクターだと言ったギタリストがいました。
(誰かは忘れましたが、、、)
まさに、この曲 ギター本体でのボリュームの調整が命です。

Aメロでテーマが4回弾かれますが、最初の2回は
ボリュームを落とし気味にしてピックングを弱くあまり歪ませずニュアンス中心に弾きます。

「ボリュームを落として弾く」いうのは簡単ですが、フレーズを弾きながら、なかなかぴったりのボリュームに素早く落とすのは難しい技です。
ライブ等では入念なリハをしておく事が重要です。

ジェフ・ベック奏法はボリュームコントロールが命

ナットベンドによるクオーターチョーキング

原曲ではテーマメロの終わりに何とも言えないニュアンスのクオーターチョーキングがあります。

Gの音をかるく上げていますが、これは3弦の開放弦のナットより先をつまんでベンドしているナットベンドというテクニックです。

しかし、このレスポールでナットベンドをするとチューニングが大きく狂ってしまうので、録画ではナットベンドを使うのは断念しました。

後でストラトでは問題なくできました。

これはレスポールの構造上の問題なのか?
それとも、このレスポールの問題あんのか?
検証が必要です。

ドライブ感を効かせてフレーズを歌わせる

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3回目と4回目のテーマーは
ドライブ感を効かせるためボリュームを上げます。
チョーキングとビブラートを使って粘りのある表現がポイントです。
ニュアンスはやっぱり耳でコピーするしかないと思います。

32分音符の裏と振幅の大きなビブラート

この曲はスローなだけに、譜割りが32分の裏などを使って入るので
結構タイミングがとりづらい部分もあります。

1:37あたりのポジション移動した先での振幅の大きいいゆるやかなビブラートは要注意しっかり聴いてタイミングとる必要があります。

更に1:49〜のA’メロは多彩なチョーキングとビブラートのオンパレードですね。しっかりコピーする事をオススメします。

このチョーキングとビブラートはジェフ・ベック奏法の肝です

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しかし、チョーキングとビブラートだけでなく、先ほど紹介したナットベンドの、変わったベンドの音も
ちゃんと使って緩急を入れている所が流石にベックです。

Bメロも同様に緩急を入れて弾いています。
10秒おきに息も抜けない大技が繰り広げられるベックのアドリブは耳コピーの甲斐があります。

ヤマのアドリブ

(2:50〜)さてさて、ヤマのアドリブが来ました。

一気にボリュームを上げてワイルド感をだします。
ちょっとノイズを出したのは演奏上のミスでした。

〜3:08くらいまでポジション的には指板を横に広く使ってグリッサンドを多用してワイルド感を出しています。

低音にもビブラートも強くかけて、うねるように泣かせるのがポイント。

トリッキーなトリル

(3:16〜)ベックの持ち味トリッキーなトリルの連続
指先に体力が必要です。
このベックのトリルは練習を要するポイントの一つです。

トリルのタイミングが切れないように、極論を言えば何回トリルして移動しているのか、耳で聞いいて、同じようなニュアンスを出してみるのが上達の近道でしょう。

⑨(3:22〜)ここも大技トリルからチョーキング・グリッサンドとめまぐるしくポジションが移ります。ここも難しいです要練習の箇所ですね。

ラン奏法

(3:25〜)そしてラン奏法
Cmペンタのポジションで速弾きして最後1音半チョークで止める技を見せます。

チョーキングの音程とビブラート

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(3:30〜)超難しいチョーキングの音程とビブラート
ここは難関中の難関でしょう。
チョーキングの音程が1音チョークした音を下げずにクオーターと半音を微妙に行き来する。ビブラートではなくチョーキングでやるか!!

というのがベックの持ち味。
スローなだけに微妙な音程をミスると一発でわかる難関でしょう。

(3:43〜)低音でうなるようなチョーキングとビブラートとを使っています。
チョーキングは下に引っ張りますが、かなり指先に力が必要です。

ピッキングハーモニクス

本当はここで1カ所ピッキングハーモニクスがCDには入っていますが、
残念な事に録画ではきっちり出せませんでした。

このタイミングでピッキングハーモニクスが入るとかっこいいですね。

頭がずれてゆく5連符のリズム、グルーブ感 最大の難関

ここの部分だけ切り出しますと
こちらの動画になります。

⑬(4:00〜)ここも難関のラン奏法 同じくCmペンタのポジションで5連譜を弾きますので、タイミングが非常に難しい難関とも言えます。

コツは、32分音符の5連符×4個=20個の音符を4つずつ音符に分けて5個のフレーズにして弾きます。

当然、5連符を4個で割るので1個あまりが出てきますので、その余りが
頭となって1音符ずつズレてゆくスリルと
絶妙のグルーブ感を出します。

|12354|12345|12345|12345|5連符フレーズ4個をそのまま弾く
リズムが単調でスリルがない

↓↓↓↓↓↓↓↓↓
これをベックは

5連符プレーズを4個の音符に分けて5個のフレーズで弾く
|1234|5123|4512|3451|2345|

すると1拍目の頭は1、2拍目の頭は5、3拍目の頭は4とずれてゆくのがわかりますか?

これによって一瞬拍を見失ったかのようなスリリングなグルーブ感が出せます。

この、曲の一番のかっこいいとこりおですね。

(4:18〜)アドリブ部分の最後のシメのフレーズに入ります。
グリッサンドで持って来て脅威の2音チョーキングが出て来ます。
この2音チョークは2弦のテンションが弱い弦でないと難しいですが弦を切らないように上手く上げないといけません。

そしてプリング&ハンマリングでワイルドに下降してゆきます。
音が途切れないように
タタタ・タタタで一つのフレーズを頭に刻みながらリズムをちゃんと意識して下降が結構難しいです。

—————————————————————-
最後は切なく繊細に締めくくるベック節

⑮(4:35〜)テーマにもどります。ボリュームの下げて歪みを押さえますが、まだクリーントーンではなく若干歪みのある音でいいと思います。
フレーズに強弱をつけるのがポイントではっきり弾くフレーズとレスポンスの弱いフレーズをきっちり引き分けます。

⑯(5:20〜)
最初はチョップ奏法で輪郭を出しますがボリュームを絞ってかなりクリーンに近い音にします。さらに細かな繊細なニュアンスをピッキングも含めて出します。
ここも耳を使って要コピーです。
5:39の20Fチョーキングクリーントーンだと音が切れやすいので指先をきちっと立ててチョーキングの音を上手く伸ばします。
最後はうまくチョークダウンして半音プリングで着地です。

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